特集 どう診る? 急増する非結核性抗酸菌症,見逃せない結核
Ⅲ.結核 各論
結核の薬物治療
森野 英里子
1
1国立国際医療研究センター呼吸器内科
pp.248-257
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200551
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Point
・結核は治癒可能な感染症である.治療の基本は多剤併用療法で,治療不良や耐性菌の出現を防ぐため,単剤治療はしてはならない.
・治療レジメンは薬剤感受性,感染部位,培養陰性化の時期,結核治療歴や併存症,副作用などに応じて最適化する.
・治療完遂のため,直視下服薬確認(DOT)や患者支援が重要である.
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