特集 かぜ症状に隠れる呼吸器疾患—症例からひもとく鑑別方法
Ⅱ.かぜ症状に隠れる呼吸器疾患
かぜに隠れる非結核性抗酸菌症
上杉 夫彌子
1
,
森本 耕三
1
1結核予防会複十字病院呼吸器センター
pp.73-79
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200524
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Point
・近年増加傾向にある非結核性抗酸菌症は,一般内科医も遭遇する頻度が増えている.
・有症状(かぜ症状)受診例は,検診発見例よりも有空洞例の割合が高い.
・臨床像から肺非結核性抗酸菌症を疑い,胸部画像検査さらに喀痰検査へと進めることが重要である.
・血清学的補助診断としてキャピリアMAC®抗体は有用である.
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