特集 かぜ症状に隠れる呼吸器疾患—症例からひもとく鑑別方法
Ⅰ.かぜとインフルエンザ
かぜ症状に対する病歴聴取とフィジカルアセスメント
徳田 安春
1
1群星沖縄臨床研修センター
pp.6-12
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200515
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Point
・かぜ症状を呈するケースでは,主要な病態を特定するように努め,鼻症候(鼻汁,鼻閉,副鼻腔叩打痛),咽頭症候(咽頭痛,咽喉発赤),下気道症候(咳,痰)の3系統および非特異的症候に分け,それぞれ鼻副鼻腔炎,咽頭炎,気管支炎,および感冒に分ける.
・肺炎,敗血症,心不全,心筋梗塞,キラー咽頭痛疾患群,結核,各種がんなどの,かぜ症状を呈する紛らわしい重篤な疾患を見逃さない.
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