特集 間質性肺炎 徹底討論!—鳥からは逃げられない過敏性肺炎,放置してよいのかILA
Ⅱ.総論
気管支鏡検査は間質性肺炎の診断にどこまで重要か?
馬場 智尚
1
1神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科
pp.333-339
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200470
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Point
・気管支鏡による鉗子生検や気管支肺洗浄は,低侵襲で多くの施設で施行可能であり,特徴的な病理所見を有するびまん性肺疾患の診断に有用である.
・特発性間質性肺炎の診断・病型分類には鉗子生検は困難であり,大きく,挫滅の少ない検体が得られるクライオ肺生検が,この数年間で広まっている.
・外科的肺生検に比べ,クライオ肺生検により得られる検体は小さく,多職種討議による臨床・画像・病理情報の統合的な検討がより重要である.
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