特集 喘息・COPD—病態の多様性の捉えかたと最適な治療選択
Ⅲ.COPD病態の多様性と最適な治療アプローチ
COPD治療における吸入気管支拡張薬の役割
赤羽 朋博
1
,
多賀谷 悦子
1
1東京女子医科大学呼吸器内科学講座
pp.292-299
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200251
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Point
・国内外のガイドラインともに自覚症状と増悪をもとにして気管支拡張薬の選択を行うことを推奨している.
・治療の第一選択はLAMAもしくはLABAの単剤であり,重症例ではLAMA/LABAの合剤が考慮される.
・ICSについては,喘息とのオーバーラップもしくは好酸球性COPDで増悪回数が多い症例において有効な可能性がある.
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