特集 非侵襲的呼吸管理の実践講座—酸素療法からハイフロー,NIVまで症例で学ぶ
Ⅱ.急性Ⅰ型呼吸不全
間質性肺炎—この病態特有の呼吸管理法はあるのか?
石原 寛之
1
,
横山 俊樹
1,2
1公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科
2公立陶生病院 救急部集中治療室
pp.42-49
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200214
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Point
・急性呼吸不全に対する非侵襲的呼吸管理の有効性が報告されており使用頻度が増えている.
・間質性肺炎の急性呼吸不全に対しては侵襲的呼吸管理を行うと不良な転帰となることが多く,非侵襲的呼吸管理による挿管回避や治療成績向上が期待される.
・非侵襲的呼吸管理としてNPPVおよびHFNCが注目されているが,どのように使い分けるかについては定まっていない.
・急性期の病態把握のためのBALを行う際にも非侵襲的呼吸管理が有効である.
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