特集 呼吸器救急診療ブラッシュアップ—自信をもって対応できる
Ⅴ.主な疾患からみた救急マネージメント
重症肺炎・胸膜炎
三木 誠
1
1仙台赤十字病院呼吸器内科
pp.127-135
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200117
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Point
・重症肺炎は,予後不良の肺炎であり,死亡のリスクが高い肺炎群を指す.
・重症肺炎に対して,広域の抗菌薬でエンピリック治療を開始し,免疫調節薬(ステロイドやマクロライド系抗菌薬)の適応を検討する.
・重症肺炎の進行を止められない場合には,薬剤・宿主・細菌側の問題や非感染性疾患である可能性について再検討すべきである.
・胸膜炎は,原因疾患を鑑別し,適した治療を選択する.
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