特別寄稿
日本脳神経血管内治療学会認定医制度について
滝 和郎
1,3
,
安陪 等思
1
,
江面 正幸
1
,
衣笠 和孜
1
,
桑山 直也
1
,
小池 哲雄
1
,
後藤 勝弥
1
,
小西 善史
1
,
坂井 信幸
1
,
佐藤 浩一
1
,
園部 眞
1
,
高橋 明
1
,
寺田 友昭
1
,
中原 一郎
1
,
新見 康成
1
,
根来 真
1
,
根本 繁
1
,
瓢子 敏夫
1
,
兵藤 明夫
1
,
宮地 茂
1
,
松島 聡
2
1日本脳神経血管内治療学会認定医制度委員会
2日本脳神経血管内治療学会認定医制度委員会事務局
3三重大学脳神経外科
pp.1039-1041
発行日 2003年9月10日
Published Date 2003/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436902445
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I.認定医制度創設まで
日本脳神経血管内治療学会では,2001年(発足は2000年10月)から認定医制度を開始し,2002年に第一回専門医試験を施行,2003年7月現在,第二回専門医試験を実施中である.
ここ最近の25年間に脳神経血管内治療はめざましく発展を遂げ,その治療効果について多くの報告がなされてきている.最近では急性期破裂脳動脈瘤の治療に関してISATなどのエビデンス度の高い調査研究結果で血管内治療の有効性が確実に示されてきており,血管内治療の需要がますます高まってきている.また,ステントなどの新しい器材を用いた頭頸部血管形成術は着実に発達してきており,Sapphireなどの調査でその有用性が証明されてきている.さらに今後は頭蓋内血管の形成術などがめざましく発展してくるものと考えられる.
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