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編集後記
飯原 弘二
pp.1100
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436204329
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令和2年4月の本誌の編集後記で,新型コロナウイルス感染症の蔓延に関する史上初めての,法律に基づく「緊急事態宣言」について述べましたが,半年後の10月現在もわれわれ脳神経外科医の日常臨床に大きな影を落としています.本年の日本脳神経外科学会学術総会もWEB開催との併催になりました.
本号の扉では,神戸市立医療センター中央市民病院の坂井信幸先生から,新型コロナウイルス感染症の対応に関する重要な寄稿を頂きました.未曾有の感染症の前に,医療も社会全体も甚大なダメージを受けています.先の見えない苦難の中で「持続可能性」を目指すためには,医療を担う者も,何が大事で優先すべきかを取捨選択することが求められます.「強い心」「支え合う心」「絆」がキーワードであるとの坂井先生のご指摘に異論を唱える人はいないと思います.
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