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はじめに
過去30年間に睡眠の研究は明暗環境の変化,食物の摂取,その他生体外部環境の同調因子や,さらに最近に至っては睡眠誘起物質の解明をも試みられており,めざましい研究の成果が挙げられている。睡眠は目まぐるしく,急激に,時々刻々と変化する特徴を持っている。いっぽう,内分泌の諸現象も,それぞれの内分泌器官の固有の活動リズムに基づくものを基本としているものの,これが内外環境刺激の影響を受けて瞬時といえどもとどまることなく,時々刻々と変化している。ポリペプチッドやステロイドホルモンのみならず,最近はアミン類にいたるまでradioimmunoassay systemによるホルモンの測定技術の進歩,発展によって,睡眠に伴なうホルモンの分泌,血中動態が明らかにされつつある。下垂体後葉ホルモンはもちろんのこと,下垂体前葉ホルモンの分泌に至るまでそれらのホルモンが特定の脳細胞で産生され,軸索輸送され,視床下部底部で下垂体門脈を介して下垂体前葉に至り,ここで下垂体前葉ホルモンを放出させることが明らかにされた。このように脳細胞でLH-RH,TRH,somatostatinをはじめencephalin,endorphinなどopioid物質まで産生されていることが知られている。そこで当然,脳活動の変動に基づき出現する睡眠と脳活動により分泌調節が行なわれている下垂体ホルモンの分泌との問にはなんらかの相互関係が予測しうる。
The subcortical neurocircuitory involved in the generation of cortical EEG sleep was investigated, particularly the role of the septum and the lateral amygdala in the genesis of EEG slow wave and sleep spindle bursts. Mature female Wistar rats were chronically implanted with stainless steel pipe- and microelectrodes in various brain regions. Thus, cortical EEG and single unit activity or multiple unit discharges were monitored simultaneously in the same animal. The results were as follows.
A correlation was observed between multiunit activity in the lateral amygdala and the EEG sleep spindles.
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