Japanese
English
特集 失語症研究カンファレンス
日本における失語症のリハビリテーションの現状
Aphasia Survey in Japan
長谷川 恒雄
1
,
佐野 洋子
2
Tsuneo Hasegawa
1
,
Yoko Sano
2
1伊豆韮山温泉病院
2伊豆韮山温泉病院スピーチ・リハビリテーション・クリニック
1Izu Nirayama Rehabilitation Hospital
2Speech Rehabilitation Clinic, Izu Nirayama Rehabilitation Hospital
pp.209-215
発行日 1971年6月30日
Published Date 1971/6/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904711
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Ⅰ.はじめに
わが国において,失語症患者は,いかなる状況下におかれているか,その実態は,これまで明らかにされていない。患者数,原因別疾患の割合,言語治療施行の状態等々を知ることは,今後の失語症対策を進めるに当つて表1 失語症アンケート有意義である。
昭和44年に,はじめて,精神医学,神経学,音声学,耳鼻咽喉科学,神経病理学,心理学,言語学,教育学,言語病理学の各専門家が集まり.失語症研究会(韮山カンファレンス)が発足するに至り,失語症の実態調査に着手した。ここでは昭和44年および45年に,全国の主要病院を対象として行なわれたアンケート調査で得られた知見を報告する。
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