Japanese
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特集 神経研究の方法論—その新らしいアプローチ
神経耳科学 Neurotology
Neurotology
鈴木 淳一
1
Jun-Ichi Suzuki
1
1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1Dept. of Otolaryngology, Faculty of Med., Univ. of Tokyo
pp.591-615
発行日 1969年11月25日
Published Date 1969/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904628
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Ⅰ.はじめに
神経耳科学Neurotology,あるいはOto-Neurologyは,第8神経,とくに前庭系に関連した神経学である。前庭系vestibular systemは古い神経系統に属し,主として身体と眼球の反射運動に関連している。
神経耳科学が,今回,新しい方法論に関する「神経研究の進歩」の特集号に収載されたことについて考えるに,われわれ当事者として喜ぶべきは,この分野の進歩がneurologyの分野で認められはじめたことであろうし,悲しむべきは,それほどまでに今日まで進歩が認められていなかつたのか,ということである。
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