Japanese
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特集 第8回神経化学懇話会
一般演題および討論
脳LDH isozymesの研究
Studies on LDH isozymes of the Brain
伊藤 斉
1
,
三浦 勇夫
1
,
森 文彦
1
,
舛沢 郁二
1
,
三浦 貞則
1
Hitoshi Itoh
1
,
Isao Miura
1
,
Fumihjko Mori
1
,
Ikuji Masuzawa
1
,
Sadanori Miura
1
1慶応大学医学部神経科
1Dept, of Neuropsychiat., School of Med. Keio Univ.
pp.281-285
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904295
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I.緒言
Markert & Möller(1959)によつて開発されたisozymeの概念は,その後KaplanのLDHに関する研究などにより画期的な発展をとげ,代謝調節の合目的性の探求に大きな役割を果しつつある。
脳の生化学においてもその重要性は例外であろうはずがなく,酵素の活動が種々の調節機構の制禦下にあるとすれば,脳の機能特性,分化,細胞の微細構造,さらに臨床的な問題にもこのような動的生化学の面からの検討が必要になつてくる。したがつて,最近のBonavitaらの一連の報告は大いに注目してよい。
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