Japanese
English
一般演題
16 ポリアクリルアミド・ゲルを支持体とするディスク泳動法による髄液タンパクの分画
Fractions of Cerebrospinal Fluid Proteins by means of DISC-electrophoresis (Polyacrylanide-Gel Electrophoresis)
麻上 義文
1
,
中村 敬三
1
,
茂木 五郎
2
,
中村 正二郎
3
Yoshifumi Asagami
1
,
Keizo Nakamura
1
,
Goro Mogi
2
,
Shojiro Nakamura
3
1山口県立医科大学精神神経科
2山口県立医科大学耳鼻科
3山口県立医科大学医化学
1Dept. of Neuropsychiatry, Yamaguchi Medical School
2Dept. of Otolaryngology, Yamaguchi Medical School
3Institute for Medical Chemistry, Yamaguchi Medical School
pp.653-660
発行日 1964年7月25日
Published Date 1964/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904129
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ポリアクリルアミドゲルを支持体とするディスク泳動法により髄液の泳動分析を試みた。髄液は濃縮を必要とせず0.5ml前後を使用して充分明瞭な10数個のタンパク分画に分離できる。分離された分画の相対濃度を自記デンシトメーターを用いて定量する事を試みた。なお充分正確な数値をえているとはいえないが,髄液は血清にくらべて,プレアルブミンおよびβ’分画が増加しており,αL,Sα2,γなどの分画が減少している。精神分裂病および進行麻痺の場合には多少の変化が認められた。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.