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はじめに
臨床医学におけるコンピュータの応用は多方面に及ぶが,その方法は,計測データの処理,論理診断および病歴の管理・検索などに大別できる。核医学領域においても,これらいずれの方法も用いられているが,最近とくに著しい進歩をみせているのは第一の計測データ処理の分野である。
生体にRIを投与し,あるいは放射線を照射して,その体内分布,体内動態,透過性を計測して生体情報を得るのが核医学における主要な手法であるが,従来,最終的に診断に供し得る情報は1枚の写真,あるいは1本の曲線にすぎなかった。しかし,コンピュータの利用は計測データに従来利用できなかった非常に多くの情報が含まれていることを明らかにし,新たな診断情報を提供するようになった。
In this decade, there has been great progress in the technics of the radionuclear image processingsand dynamic data analysis together with the de-velopment of apparat such as scintillation camera, computer system and radio-pharmaceuticals. And recently the nuclear medicine has become indis-pensable tool in the diagnosis of brain diseases for its advantages of little burden to the patients, rapidity to get results and its reliability.
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