Japanese
English
特集 慢性進行性神経疾患・1
中毒
SMONの臨床—キノホルム中毒の立場より
The clinical features of S. M. O. N. from the standpoint of clioquinol intoxication
井形 昭弘
1
Akihiro IGATA
1
1鹿児島大学医学部第三内科教室
1The Third Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, Kagoshima University
pp.853-860
発行日 1972年10月10日
Published Date 1972/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903436
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1.緒言
キノホルム剤の使用中止に伴いSMONの発生が激減したことからSMONのキノホルム中毒説はほぼ確実視されていたが,昭和47年3月13日東京において開かれた厚生省スモン調査研究協議会において—SMONの神経症状はキノホルムによっておこされたもの—という正式の結論が下された。
もちろんこの結論には若干の未解決の問題が残されているが,キノホルム中毒説を支持する数多くの研究成果を総括したものであり,ほぼ決定的なものと判断されている。
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