特集 第1回国際神経学会展望・3
第4回国際脳波及び臨床神経生理学会シンポジウム集
3.局所脳病理に関連する脳波—司会 G.Walter
小倉 博人
,
岡田 芳雄
,
山口 雄三
,
小池 淳
,
坂口 好昭
pp.47-64
発行日 1958年9月1日
Published Date 1958/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901659
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W.G.Walter:局所脳病理の症状としての脳波「異常性」
脳波が脳腫瘍の位置関係を検べるのにはじめて応用されてから今年で丁度21年になる。だからこの技術と応用が漸く「分別年令」に達したと老えることが出来る。確に,脳機能の病理に関しての詳細な事実や論説に対して,来るべき世代に備えてもつと信頼される価値のある方法論的機構を確立するために,我々は初期の誤を認め,反省すべき年代に達しているのである。
Hans Bergerは,1929年頃の彼の最初の論文に,脳病理に関しての脳波における広範な変異について記述している。
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