特集 目で見る標準治療—GATE frameによる図解がん薬物療法
Part4 目で見る胃がん薬物療法 in GATE frame
S-1+ドセタキセル療法—HER2陰性切除不能進行・再発胃がん(一次化学療法)
金 正興
1
1昭和大学病院薬剤部
pp.360-361
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200446
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試験集団
研究のセッティング
日本国内138施設共同、オープンラベル第Ⅲ相試験、RCT
適格基準
・20歳以上〜80歳以下、Stage ⅢA、ⅢB、ⅢC(病理分類)の胃がん症例
・D2リンパ節郭清を行ない、遺残が認められないR0手術症例(胃全摘術を施行し、脾摘を伴わなかった症例も適格)
・肝転移、腹膜転移および遠隔転移がなく、腹腔洗浄細胞診陰性の症例
・ECOG PS:0〜1
・原疾患に対する手術後6週以内(手術日を0日として、手術後42日以内)で、経口投与可能な症例
・手術以外の前治療(放射線療法、化学療法など)が行なわれていない症例
・登録前14日以内の臨床検査により主要臓器機能が保持されている症例
除外基準
・重篤な術後合併症(重篤な術後感染症、縫合不全、消化管出血など)を有する症例
・重篤な合併症(腸管麻痺、腸閉塞、間質性肺炎または肺線維症、コントロールが困難な糖尿病、コントロール不良の高血圧症、心不全、腎不全、肝硬変、肝不全など)を有する症例
・活動性の感染症を有する症例
・HBs抗原陽性またはHCV抗体陽性の症例
・ステロイド剤の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている症例
・薬物アレルギーにより、ヨード系薬剤、ガドリニウム系薬剤の両者とも使用できない症例
・フルシトシンを服用中である症例
・ワルファリンカリウムの内服を必要とする症例
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