Cancer Board Conference case
1ヶ月持続する発熱で発見された原発不明がんの1例(日本医科大学武蔵小杉病院Cancer Board勉強会)
勝俣 範之
1
,
岡本 淳一
2
1日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科
2日本医科大学武蔵小杉病院呼吸器外科
pp.5-15
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200365
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症例
50歳代、男性。
病歴
・主訴
発熱、関節痛。
・現病歴
20XX年9月末から37〜38℃台の発熱と関節痛を認め、近医を受診した。
抗菌薬を1週間内服したが症状の改善がみられなかった。
同年11月に前医を受診したところ不明熱と判断され、同月当院内科を紹介され受診となった。
・既往歴
高尿酸血症、胃潰瘍(治療は終了)。
20(XX−1)年に右鼠径リンパ節腫大と発熱を認め、受診歴あり。アレルギーなし。
・家族歴
父:大腸がん、母:リウマチ、兄:糖尿病。
・生活歴
喫煙:current smoker(喫煙者群)20〜58歳×15本/日、飲酒:焼酎1杯/日。
・アスベスト曝露歴
なし。
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