臨床教育お悩み相談室|どうする!?サロン・17
怒られるよりも、(作為的でも)褒められたい、真剣で
佐田 竜一
1
,
木村 武司
2
,
長野 広之
3
1大阪大学大学院 変革的感染制御システム開発学
2名古屋大学医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター
3天理よろづ相談所病院 総合内科
pp.944-948
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204956
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今月のお悩み
卒後20年目の指導医です。臨床教育にまつわるスキルや知見について、本連載を興味深く読んでいます。一方で、「自分が研修医だったら…」という目線で読むと、複雑な気持ちにもなるのです。教育のスキルを言語化して共有することは重要ですが、こうも“みえる化”されると「作為性」を感じてしまうというか…。意図がわかってしまうと、褒められてもおだてられているような気になってしまいます。モチベーションを高めるアプローチに気づいてしまったら、逆にモチベーションが下がってしまいそうです。これは、意図して行う「教育」の宿命なのでしょうか?
[ペンネーム:着道楽]
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