特集 こんなところも!“ちょいあて”エコー—POCUSお役立ちTips!
【@在宅・緩和・教育】
⓰緩和ケア×エコー
石上 雄一郎
1
1飯塚病院 連携医療・緩和ケア科
キーワード:
緩和ケア
,
腹水穿刺
,
胸水穿刺
,
悪性腸閉塞
,
DVT
,
深部静脈血栓症
Keyword:
緩和ケア
,
腹水穿刺
,
胸水穿刺
,
悪性腸閉塞
,
DVT
,
深部静脈血栓症
pp.986-989
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203858
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なぜ、緩和ケア領域にも超音波が必要なのか?
昨今、緩和ケアは早期から行われるようになり、さまざまな非がんの領域(救急集中治療・心不全など)と統合している。実際の現場では、慢性期、急性期、そして終末期は連続していることが多く、急性期治療と緩和ケアを分けることは不可能である。
緩和ケアとは、一言で言うと、「苦痛を緩和することで、患者と家族のQOLを上げること」であり、このマインドセットは、緩和ケアの専門家に限らず、すべての医療者に必要である。緩和ケアを必要とする患者の定量化は難しいが、急性期の医師のキャリアのなかでは“開胸”することよりも、緩和ケアの状況に遭遇することのほうが間違いなく多い。
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