#総合診療
#書評:—レジデントのための—小児感染症診療マニュアル
森内 浩幸
1
1長崎大・小児科学
pp.891
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203828
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齋藤昭彦氏は、わが国の小児感染症診療を牽引する存在である。米国で本格的に小児感染症の診療と研究のトレーニングを受け、帰国後は国立成育医療研究センターを経て、新潟大学に移ったあとも、国内の多くの小児科医に感染症教育を実践し育ててきた。その多くの仲間たち・弟子たちの協力のもとで、本書は編纂されている。
本書は、齋藤氏が薫陶を受けた青木眞氏の『レジデントのための感染症診療マニュアル』(2000、医学書院)の小児版というコンセプトで書かれたというが、単なるオマージュではなく「感染症学」と「小児科学」が有機的に結びついた傑作であり、今後わが国における小児感染症診療のバイブルとなるだろう。
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