特集 「検査」のニューノーマル2021—この検査はもう古い? あの新検査はやるべき?
Ⅱ章「そろそろやるべき?」検査編
❺ICUでの血行動態評価×ベッドサイドエコー、パルスオキシメーター
德島 圭宜
1
,
多胡 雅毅
1
1佐賀大学医学部附属病院 総合診療部
pp.1124-1125
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203367
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New Normal
ICUでの血行動態評価では、超音波検査での「RUSH exam」(心臓や下大静脈、大動脈など5カ所を評価し、「ショック」や「低血圧」の原因を検索)や「BLUE protocol」(6カ所から両肺を観察し、肺炎・気胸・肺水腫などの「呼吸不全」の原因を検索)を用いることを検討する必要がある。また、パルスオキシメーターを用いた毛細血管再充満時間の代用法は、重症患者の循環動態を迅速に評価できる可能性があり、再現性を含むエビデンスの蓄積が待たれる。
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