特集 診断に役立つ! 教育で使える! フィジカル・エポニム!—身体所見に名を残すレジェンドたちの技と思考
—Janeway病変—内科の基本に立ち返らせる—病理医がベッドサイドで見つけた「末梢」の身体所見
志水 太郎
1
1獨協医科大学 総合診療医学・総合診療科
キーワード:
Janeway病変
,
感染性心内膜炎
,
心臓フィジカル
,
ベッドサイド教育
Keyword:
Janeway病変
,
感染性心内膜炎
,
心臓フィジカル
,
ベッドサイド教育
pp.1353-1357
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202869
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Janeway病変は、Osler結節と並んで知られる「感染性心内膜炎(infective endocarditis:IE)」のサインである(図11-4)・表1)。その名の由来は、米国の内科医・病理医のEdward Gamaliel Janeway(1841〜1911)だ。Janewayは、William Osler(1849〜1911)らと「Association of American Physicians(AAP)」(米国医師協会)を創立した人でもある。Johns Hopkins大学の初代病理学教授で、Janewayの弟子だったWilliam Welch(1850〜1934)は、「彼の名は、この国における医学の歴史で最も記憶されるべきである」と回顧する5)。
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