ゲストライブ〜Improvisation〜・10
認知症を診るドクターへのメッセージ
長谷川 洋
1
,
片岡 仁美
2
1長谷川診療所
2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 総合内科
pp.1425-1433
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202383
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患者さんとの意思疎通が難しかったり、治療効果が評価しにくいという特徴から、認知症診療に苦手意識や無力感を持つ医師は多いのではないでしょうか? 本特集企画者・片岡仁美先生は、HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)考案者の長谷川和夫先生が患者さんにHDS-Rを実践されている動画を見た時、それはとても優しく、あたたかかったのが印象的だったとおっしゃいます。そのなかで何度も強調されていた「評価することの侵襲を考慮して、患者さんを傷つけないように」というお言葉に、深く感銘を受けたとのこと。この動画を見るまでは、“評価は客観的でなければ”、という気持ちで淡々と検査をしてきたことに恥ずかしくなったそうです。
どうすれば長谷川和夫先生のような「患者さんの視点」になることができるのでしょうか?
本ゲストライブでは、その答えを探るべく、長谷川和夫先生のご子息であり認知症診療をご専門にされている長谷川洋先生をお招きして、認知症診療の専門医から非専門医に伝えたい具体的メッセージをお聞きしました。(編集部)
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