特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38
扉
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
pp.518-519
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202038
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総合診療医の外来で優先度の高いことの1つとして、処置や入院がすぐ必要な疾患の有無を見極めることがあります。
“見逃してはいけない疾患”を見逃さないことがベースラインになると言っていいでしょう。
しかし、大多数の患者は危険な疾患が「除外されるだけ」で、診断されることはなく「様子をみる」あるいは専門科外来に紹介されることが多い現状もあります。
こうしたアンダー・ダイアグノーシスとなりがちな疾患群に積極的に診断をつけることは、実は患者の側からみると非常に大切なことです。
また、「知っていれば診断できる」ような疾患群を知っておくことが、無駄な検査や紹介が減り、費用対効果に優れた診療につながります。
本特集では、比較的レアで、外来ではあまり診断されることのない疾患・所見群のコレクションをつくってみました。
これらを普段の外来で診断できたなら「えっへん!」とちょっといい気分になれるかもしれませんね。
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