特集 下降期慢性疾患患者の“具合”をよくする—ジェネラリストだからできること!
扉
藤沼 康樹
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1医療福祉生協連家庭医療学開発センター
pp.654-655
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202629
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高齢社会日本におけるプライマリ・ケアの現場は、医療の入り口であると同時に、最期のよりどころにもなりつつあります。特に在宅医療においては,医療受容度の高い在宅患者が増加傾向にあります。つまり、一般外来や在宅医療に携わっている総合診療医にとって、慢性疾患の下降期から終末期を診るための知識と技術が、高いレベルで求められるようになっています。下降期慢性疾患は、適切な治療により進行を遅らせたり、病態を改善させることが可能な場合も多々あります。症状緩和にとどまらない医療が求められる領域でもあり、本特集では、そうしたニーズに資する内容を目指しました。
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