特集 —あなたのギモンに答えます!—循環器診療のハードルを下げるQ&A31
【急性期外来】
Q6 失神:「心原性」か「非心原性」かを見分けるポイントは?
新垣 大智
1
,
岩田 充永
1
1藤田医科大学 救急総合内科
pp.266-267
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201935
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失神は、約半分のケースで「病歴」と「身体所見」から診断がつくとされる。「心電図」は簡便で非侵襲的であり全例に施行するべきであるが、診断に寄与するのは数%程度である。「心エコー」は、心電図異常や心雑音などの心臓の異常が示唆されるならば行うべきである。「頭部CT・MRI、脳波」などは頭痛などの神経学的異常がなければ不要であり、診断にはほとんど寄与しない1)。
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