Editorial
アイディアと価値は“組み合わせ”から生まれる!—身体所見とPOCUS、コラボレーションの時代へ
亀田 徹
1
1安曇野赤十字病院救急科
pp.761
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201520
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何もないところから、いきなりよいアイディアが思い浮かぶことはないといわれています。新しいアイディアは、既存の概念、知識に基づいているはずですし、“組み合わせ”から生まれる場合が多いものです。
さて、身体所見は、医学の歴史とともにあります。一方で、超音波検査が臨床に本格的に導入されてから、半世紀近くが経過します。身体所見、超音波検査ともに歴史があり、独自に発展していった部分は大きいでしょう(もちろんこの半世紀のなかでは、身体所見の確かさ、そして超音波検査所見の意義を確かめるために、身体所見は超音波検査の力を、超音波検査は身体所見の力を、それぞれ借りることはあったはずです)。
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