特集 見逃しやすい内分泌疾患─このキーワード、この所見で診断する!
【コラム Endocrinology in Generalist Medicine】
男性更年期って?
永井 敦
1
1川崎医科大学泌尿器科
pp.1086
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201069
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
厚労省の健康日本211)によれば、人が生まれてから死ぬまでの生涯を、「幼年期」「少年期」「青年期」「壮年期」「中年期」「高年期」の6段階に大別しています。壮年期は「働く」時期、中年期が「熟す」時期、そして高年期は「稔る」時期と解説されています。
では、「男性更年期」とはいつの段階のことを指すのでしょうか? 厚労省は壮年を「31〜45歳」と定義しており、更年期とは概ね、壮年期から中年期に差し掛かる年齢を指しているようです。臨床的には男性更年期が始まる時期は、個人差もあるので、概ね40〜50歳と考えてよいでしょう。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.