State of the Art
TS1浸潤性膵管癌の1例
比佐 岳史
1
,
大久保 浩毅
2
,
高松 正人
1
,
小山 恒男
1
,
古武 昌幸
1
,
宮田 佳典
1
,
友利 彰寿
1
,
堀田 欣一
1
,
石亀 廣樹
3
,
岡庭 信司
4
1JA長野厚生連佐久総合病院内科
2JA長野厚生連佐久総合病院外科
3JA長野厚生連佐久総合病院臨床病理
4飯田市立病院消化器科
pp.460-463
発行日 2005年7月15日
Published Date 2005/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100542
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患者 52歳,男性.
主訴 左上腹部痛.
既往歴 23歳時,胃潰瘍にて幽門側胃切除術(Billroth-II法)を施行された.
現病歴 2000年10月頃より左上腹部痛が出現し次第に増強したため,近医を受診した.CTにて主膵管拡張を指摘されたため,2001年1月,当院紹介となった.
入院時現症 身長166cm,体重65kg.上腹部正中に術創を認めたが,圧痛はなかった.
入院時検査所見 血液生化学検査に異常を認めなかったが,Elastase 1は1,000 ng/dl(100~400 ng/dl),CA19-9は65 U/ml(<37 U/ml)と上昇を認めた.
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