misdiagnosisに学ぶ
―術前診断―膵内分泌腫瘍
黒住 昌弘
1
,
角谷 眞澄
1
,
藤永 康成
1
,
川 茂幸
2
,
花崎 和弘
3
1信州大学放射線科
2信州大学消化器科
3信州大学外科
pp.5-8
発行日 2004年1月15日
Published Date 2004/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100378
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画像診断に際しては見落としがないように心がけるとともに,何らかの所見が発見されたときは臨床情報を参考に,適切な順に最小限の検査を追加し確定診断に導くことが患者の利益につながる.しかしながら,臨床情報から先入観に捉われると,思わぬ誤診に陥ることがある.
■症例提示
39歳の女性
主訴 空腹時のめまい,脱力感.
現病歴 空腹時のめまいと脱力感を2年前から自覚するようになった.自己血糖測定器にて血糖50 mg/dlと低値を認めた.糖分摂取で症状の改善をみたが,2年間で約7 kgの体重減少となった.
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