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今月の表紙
河村 満
1
,
岡本 保
2
,
菊池 雷太
3
1奥沢病院
2富坂診療所
3汐田総合病院神経内科
pp.856-857
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201087
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「神経病学のうち最も興味深いテーマの1つは交叉性片麻痺に関するものである」という一文から今回取り上げる論文1)は始まります。確かに,神経領域は冠名疾患の宝庫でありますが,とりわけ交叉性片麻痺を呈する症候群には多くの神経学者の名前が付されており,古くから興味の対象となっていたことがわかります。
そして,この論文は「レイモン氏とセスタン氏が記載した症候群と実に多くの点で重畳するが,いくつかの特別な症状で独自の臨床型と解剖学的局在を確立できる別個の症候群」についての報告である,と続きます。
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