Japanese
English
神経画像アトラス
Biparietal thinningの3D CT所見
3D CT Findings of Biparietal Thinning
竹内 誠
1
,
高里 良男
1
,
正岡 博幸
1
,
早川 隆宣
1
,
大谷 直樹
1
,
吉野 義一
1
,
八ツ繁 寛
1
Satoru Takeuchi
1
,
Yoshio Takasato
1
,
Hiroyuki Masaoka
1
,
Takanori Hayakawa
1
,
Naoki Otani
1
,
Yoshikazu Yoshino
1
,
Hiroshi Yatsushige
1
1独立行政法人国立病院機構災害医療センター脳神経外科
1Department of Neurosurgery, National Hospital Organization Disaster Medical Center
pp.296-297
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100248
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症例 82歳,女性。既往歴に白内障,胆石症,子宮癌がありそれぞれ過去に手術を受けている。エスカレーターに乗っていて後方に転倒し当院に搬送された。搬送時,意識清明であり神経学的に異常所見を認めなかったが,触診上,両側頭頂部陥凹を認めた。頭部単純X線写真にて両側頭頂部に透亮像を認め(Fig.1),頭部CTにて外傷性くも膜下出血を認めた。また,骨条件にて両側頭頂骨の外板,板間層を中心とした菲薄化を認め(Fig.1),biparietal thinningと診断した。3-dimentional (3D) CTにて骨形態の把握は容易であった(Fig.2)。入院管理とし,入院翌日のフォローCTにて脳挫傷が認められたが増悪なく,独歩退院となった。
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