座談会
脳科学,神経科学の今後の方向を探る―基礎研究から疾患の診断・治療の進歩へ―
岡部 繁男
1
,
伊佐 正
2
,
加藤 忠史
3
,
水澤 英洋
4
,
高橋 孝雄
5
,
加藤 庸子
6
,
藤堂 具紀
7
,
辻 省次
8
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科細胞生物学分野
2自然科学研究機構生理学研究所認知行動発達機構研究部門
3理化学研究所脳科学総合研究センター
4東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学
5慶應義塾大学医学部小児科学
6藤田保健衛生大学脳神経外科学
7東京大学大学院医学系研究科脳神経外科学
8東京大学大学院医学系研究科神経内科学
pp.6-22
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100002
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
辻(司会) これまで臨床に焦点をおいて編集されてきた雑誌『脳と神経』と,基礎研究に重点を置いた『神経研究の進歩』という2つの雑誌が,今回統合されて『Brain and Nerve―神経研究の進歩』という1つの雑誌になりました。これは最近の,疾患の研究から脳の基礎研究まで,脳科学・神経科学の研究がボーダレスになっている時代にマッチした動きではないかと思います。本日は,臨床からは神経内科の水澤先生,精神科の加藤忠史先生,小児科の高橋先生,脳神経外科の加藤庸子先生,藤堂先生にご出席いただいております。また,基礎系からは伊佐先生,岡部先生にご参加いただきました。非常に幅広い分野をカバーした先生方にお集まりいただきまして,この領域の最近の進歩あるいは日本の課題,今後の発展の夢について語っていただければと思います。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.