特集 どこが変わった?—糖尿病診療のガイドライン
Ⅲ各論
コラム
肥満症診療ガイドライン2016—肥満2型糖尿病患者の治療薬—糖尿病学会と肥満学会でなぜ異なるのか?
戸邉 一之
1
,
中嶋 歩
1
,
渡邉 善之
1
1富山大学医学部第一内科
キーワード:
肥満2型糖尿病
,
肥満症診療ガイドライン
,
経口血糖降下薬
Keyword:
肥満2型糖尿病
,
肥満症診療ガイドライン
,
経口血糖降下薬
pp.434-435
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200675
- 有料閲覧
- 文献概要
POINT
・日本肥満学会のガイドラインが対象とする患者は糖尿病の発症の初期が多く,インスリン分泌が保たれている場合が多いため,ビグアナイドが第一選択薬となる.
・一方,日本糖尿病学会のガイドラインが対象とする患者は発症初期の患者から罹病歴の長い患者も含まれるため,対象患者は幅広く,さまざまな病態を呈するため,医師の裁量に任せられる部分が大きい.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.