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『釧路糖尿病医療学研究会』のつくり方
齊藤 茉莉子
1
,
笠井 里紗
2
1釧路赤十字病院 看護部
2釧路赤十字病院 リハビリテーション科
pp.358-362
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200660
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はじめに
2015年9月12日,第1回釧路糖尿病医療学研究会〜ことはじめ〜が釧路市で開催されました.『糖尿病患者さんの《こころ》を支え《こころ》を支援する』と題し,大切な患者さんの症例を2症例紹介させてもらい,応答トレーニングシート(患者の言動から対人関係スキルを磨く目的に使用するシート)を活用してじっくり時間をかけて症例検討を行いました.患者さんのこころの動きを一緒に検討し,医療者のこころの動きをも気づかされました(本誌14巻5号,397ページ参照).
そんな第1回からはや1年が経過し,2016年も10月開催することができました.第2回釧路糖尿病医療学研究会—承—とし,『こころに寄り添う力〜糖尿病者のこころを紐解くためにできること〜』と題し,患者さんの『こころ』の動きを一緒に検討し,そのこころに寄り添う力は,いかに糖尿病者のこころを紐解くことができるのかを,参加された皆さんと考えることとしました.
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