どうする?! 糖尿病患者のCommon Disease対応
急性上気道感染(かぜ)
鎌田 哲郎
1
1公益財団法人慈愛会今村病院 糖尿病センター
pp.660-663
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101809
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症例1 74歳,男性.2型糖尿病.
病歴40年,インスリン強化療法中.網膜症(硝子体手術後),腎症4期,末梢神経障害がある.1週間前に咳,咽頭痛,発熱(38℃)で近医受診し,解熱剤と抗菌薬の投与を受け2日で解熱したが,食事がとれず高血糖が続き糖尿病外来を受診した.HbA1c 7.2%,随時血糖値350mg/dLで軽度脱水状態にあり,尿ケトンは(-)だったが,腎機能の悪化〔BUN 35.0(←23.0)mg/dL,Cr 3.2(←2.5)mg/dL〕がみられた.
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