特集 Brush Up! CDE 症例から考える糖尿病療養指導
Ⅵよくある合併症
増殖糖尿病網膜症の療養
石郷岡 均
1
1大阪赤十字病院 眼科
キーワード:
①単純網膜症
,
②増殖網膜症
,
③黄斑症
,
④レーザー光凝固
,
⑤硝子体手術
Keyword:
①単純網膜症
,
②増殖網膜症
,
③黄斑症
,
④レーザー光凝固
,
⑤硝子体手術
pp.239-242
発行日 2012年3月31日
Published Date 2012/3/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101338
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症例1 50歳 男性 2型糖尿病
40歳頃に血糖値上昇を指摘されたが,専門医での積極的な検査・治療は行わず,主に運動・食事療法のみにて自己管理していた.治療開始前のHbA1c(JDS値)は不明だが,約1年前より内服治療(グリミクロン®40mg)を開始.その後,徐々に両眼の飛蚊症と視力低下を自覚するようになり,近医眼科受診,増殖糖尿病網膜症と診断された.初診時眼科所見として,矯正視力は(0.3)と低下,眼底には硝子体出血および新生血管増殖膜形成を伴う増殖糖尿病網膜症を認めた(Box 1).
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