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―SMBGデータ管理ソフト―アキュチェック コンパスJ(ACCU-CHEK®Compass J)の使用経験
山縣 一夫
1
1さかじり内科医院
pp.562-563
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100873
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月1回の外来診療において,来院時血糖値とHbA1Cをみてその患者さんの生活習慣を評価するのは通常の診療ですが,SMBGデータがあるとさらにその評価は容易となることは周知のとおりです.SMBGの測定頻度は患者さんによって様々であり,1型糖尿病の患者さんのように,頻回インスリン注射をしている場合には1日の測定頻度も多くなります.また,2型糖尿病患者さんで血糖コントロールも安定し良好に経過している方では,数日に1回のチェックでも評価できます.測定頻度が少ない場合には,SMBGノートからでも十分に血糖データを把握することは可能ですが,測定頻度が多くなればなるほど読み取るのは困難となるばかりか,せっかくチェックしたデータの意味がなくなってしまいます.SMBGノートのみだけでは外来の限られた時間での評価が難しい症例に対して,アキュチェックコンパスJは威力を発揮します.
全ての時間帯の血糖値を表示した折れ線グラフ(Box 1)から全体の血糖変動を一目で認識することができます.さらに,高血糖と低血糖のポイントについて患者さんに,なぜ血糖値が変動したかを確認します.その際に日常生活の中で血糖値が変動した場合,その理由をできるだけSMBGノートにメモしてもらいます.時間別のデータ解析(Box 2a)からは各食前血糖値あるいは食後(2時間後の血糖値を測定するように指示)血糖値のグラフを見ることによって,どの時間帯の血糖値が変動しているのか,高い状態なのかを判断することができます.現時点でのインスリン治療が適切か判断の一助となります.
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