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Research Note●研究ノート
チアゾリジン薬とビグアナイド薬―両薬剤の効果的な使い方は?
Thiazolidinediones and biguanides
長坂 昌一郎
1
1自治医科大学内分泌代謝科
pp.550-552
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100723
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チアゾリジン(TZD)薬とビグアナイド(BG)薬の処方が増えているが,その効果的な使い方はどうあるべきか?
◆糖尿病の研修を始めた頃
筆者が糖尿病の研修を本格的に始めた1987年当時,経口血糖降下薬としてスルホニル尿素(SU)薬が圧倒的に多く使われていた.BG薬もあったが,実際の処方は少なかったようである.食事・運動療法でコントロールできない場合,SU薬を開始・増量し,無効であればインスリン導入という,きわめて簡単な治療であった.その後α-グルコシダーゼ阻害薬が発売されたが,SU薬やインスリンとの併用ないし初期治療としての役割が確立した.
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