特集 糖尿病診療の“Q”—現場の疑問に答えます
治療
【薬物療法(経口血糖降下薬)】
ビグアナイド薬の使い方
飯坂 徹
1
,
長坂 昌一郎
1
1昭和大学藤が丘病院糖尿病・代謝・内分泌内科
pp.829-831
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226291
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Point
◎ビグアナイド薬(メトホルミン)は肝での糖新生抑制など多彩な機序を介して血糖降下作用を発揮し,インスリン抵抗性改善薬に位置づけられている.
◎多くのエビデンスがあり,2型糖尿病治療において第一選択となりうる薬剤である.
◎比較的頻度が多い副作用は消化器症状だが,経過観察や減量で改善する可能性が高い.
◎稀だが注意すべき副作用に乳酸アシドーシスがある.全身状態が悪い患者には投与しないことが大前提である.
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