今月の主題 実践! 糖尿病診療
治療の実際
【薬物療法】
血糖降下薬の使い分け
ビグアナイド(BG)薬とチアゾリジン(TZD)薬
中山 幹浩
1
1中部労災病院代謝内分泌内科
pp.1020-1025
発行日 2008年6月10日
Published Date 2008/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103386
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ポイント
●インスリン抵抗性は,糖尿病とメタボリック症候群の発症・進展と密接な関係があり,動脈硬化性疾患を引き起こす.
●BG薬とTZD薬は,インスリン抵抗性を改善し,大血管合併症のリスクを低減できる.
●BG薬では消化器症状と乳酸アシドーシスの発症に,TZD薬では浮腫と体重増加に注意する必要がある.
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