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第2回 USA-Japan糖尿病教育ミーティングに参加して―2004年10月10日~11日,テルモ研修センター(神奈川県)にて
田嶋 佐和子
1
,
小谷 和彦
2
1関西医科大学栄養管理室
2鳥取大学医学部臨床検査医学
pp.117
発行日 2005年1月15日
Published Date 2005/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100640
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本会は国内外の糖尿病教育関係者の意見交換をもって糖尿病ケアの向上やスタッフの育成を図る目的で行われている.国外からは主としてJoslin糖尿病センターのスタッフが,国内からは職種を問わず糖尿病教育・療養に関わっている医療従事者が参加し,医療事情の比較を伴った熱心な討論を行った(Box 1).
初日には,日米における糖尿病療養指導士(CDE),健康政策,一次予防,行動医学的対応,治療などの現状についてのレクチャーがなされた.いずれも日米の異同が確認できて印象的な内容であったが,特に,患者教育や療養指導の中での「うつ」に対する配慮の必要性に関する話は印象深かった.Joslin糖尿病センターから患者さんにみられるうつ状態は決して看過できないという発表があった.
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