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第4回糖尿病教育資源共有機構年次学術集会に参加して―(2004年8月6~7日 福井県国際交流会館)
高橋 貞夫
1
1福井大学医学部 第三内科
pp.770
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100247
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第4回糖尿病教育資源共有機構年次学術集会が福井大学工学部森川博由会長のもとで8月6日,7日に福井市にて開催された.7月の福井豪雨の影響にて当初予定されていた福井商工会議所の浸水により,福井県国際交流会館に会場が変更になったにもかかわらず全国からの会員の参加があった.また,受付付近には福井豪雨災害募金が設置された(写真).
今回の学術集会のテーマは「糖尿病医療が変わる―医学と工学のコラボレーションの時」であり,2003年10月に福井大学と福井医科大学が統合されて福井大学となり,工学部と医学部の協力体制を期待する森川会頭にふさわしいテーマを選ばれたものと推定される.一般演題は,企業からの企業セクションの5演題を含めて23演題の口演発表があった.特別講演として,「根拠に基づいた医療(EBM)の意味するもの」福井次矢先生(京都大学大学院)と「ウェアラブル健康情報システムの現状と将来展望」板生清先生(東京理科大学大学院),基調講演として「糖尿病のリエンジニアリング―ディジーズ・マネージメントの考え方をもとに」坂巻弘之先生(医療経済研究機構)の講演が開催された.また,2日目の午後には,市民公開講座としてランチョンハーブコンサート(中井絢子先生)・ワークショップ「糖尿病教育・治療支援のための協働推進」・公開講演として「禅の精神と現代人」南直哉先生(霊泉寺)と「豆腐の文化と免疫力」小林淳二先生(金沢大学大学院)が一般公開された.
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