Japanese
English
Diabetes Clinic クリニックでできる服薬指導
民間薬と服薬指導
Folk medicines and medication instruction
朝倉 俊成
1
1太田西ノ内病院薬剤部
キーワード:
インスリン療法
,
民間薬
,
服薬指導
Keyword:
インスリン療法
,
民間薬
,
服薬指導
pp.701-704
発行日 2003年11月15日
Published Date 2003/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100513
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Case
民間薬(民間療法)を服薬している患者への対応
症例:K.A氏,60歳,女性,無職(主婦).
診断名:2型糖尿病.
既往歴:1998年に糖尿病と診断され,近医に通院していた.2002年に心不全で当院循環器科受診し,それを機会に当院糖尿科にも定期的に受診することになった.
家族歴:家族に糖尿病患者なし.
嗜好:特になし.
現病歴:1998年に糖尿病と診断され,近医にて食事療法と薬物療法を受けていた.3年前から速効型インスリン製剤をダイヤル式携帯用ペン型インスリン(ノボペンⅢ:ノボノルディスクファーマ)を用いて自己注射していた.
現症:身長160 cm,体重76.5 kg,BMI 29.9.
検査成績:HbA1C 7.3%.
Caseの教訓:患者ニーズによるインスリン注入器の選択は,患者のインスリン療法実践にとって重要である.患者が自己判断により民間薬を使用することは,リスク管理の面から注意しなければならない.
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