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第37回「糖尿病学の進歩」に参加して―コメディカルの立場から
田嶋 佐和子
1
1関西医科大学附属病院栄養課
pp.387
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100409
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「第37回糖尿病学の進歩」は,「チームで闘う糖尿病」のテーマのもと,多くの糖尿病治療に携わる医療従事者が参加し,会場は熱気に包まれていた.今回,コメディカル(栄養士)の立場から見た「糖尿病の進歩」について報告したいと思う.
2月21日午後から「特別な管理を要する糖尿病」として,シンポジウムが行われた.「肥満糖尿病」,「小児-若年者」,「妊娠」,「高齢者」,どの対象も,各対象者が持つ問題点に対し,基本の糖尿病療養指導+ポイントとなる点を考慮に入れた指導を行うべきであることを知ってはいても,実際に指導する機会は少なく,ポイントがあいまいになってしまいがちである.あらためて,本シンポジウムでは,ポイントとなる点を整理して聞くことができた.その後,同会場でOff Line Discus-sionとして,シンポジウムに続く形で症例をもとに,治療の実際を聞くことができ,私たちが指導側として知っておくべきポイントと,糖尿病患者を受け入れる病院として,糖尿病妊婦の食事など準備しておくべき点が見えてきた.
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