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特集 対論 糖尿病診療
インスリンポンプの使用―Cons CSIIの課題―なぜ,わが国でこの治療法が拡がらないか?
CSII therapy still has several issues in Japan
難波 光義
1
,
浜口 朋也
1
1兵庫医科大学 内科学 糖尿病科
キーワード:
CSII
,
インスリンアナログ
,
強化インスリン療法
Keyword:
CSII
,
インスリンアナログ
,
強化インスリン療法
pp.468-474
発行日 2006年5月15日
Published Date 2006/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100321
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劇症1型や不安定型症例など,より重症の1型におけるCSII(Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)の優位性はゆるぎないものかもしれない.しかしながら,広く一般の1型症例では,安全面・QOL面・医療経済面・患者指導体制面などにおいて,まだまだ超速効・持効型両インスリンアナログを応用した頻回インスリン注射療法(MDI,multiple daily injection)に劣る点が多い.臨床応用から二十数年を経てなお,未だ医療側・患者側両者のたゆまざる熱意を必要とするインスリン治療である.
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