Japanese
English
Case Record
インスリン抵抗性を伴った肥満2型糖尿病患者の臨床的特徴―糖尿病と内臓脂肪型肥満
Clinical characteristics of obese type 2 diabetic patients with insulin resistance
宇都 祐子
1
,
石井 晶子
1
,
佐藤 賢
1
,
中神 朋子
1
,
岩本 安彦
1
1東京女子医科大学 糖尿病センター
キーワード:
糖尿病
,
小児肥満
,
内臓脂肪型肥満
Keyword:
糖尿病
,
小児肥満
,
内臓脂肪型肥満
pp.215-220
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100147
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Case 小児期から肥満傾向があり,30歳前後で糖尿病を発見された3症例
全例インスリン抵抗性を伴い,腹部CTで内臓脂肪型肥満を認めた.糖尿病のコントロールは不良で,1例には既に糖尿病細小血管障害があり,肥満に伴う健康障害を合併していた.教育入院し,食事療法と運動療法により体重は減少し,血糖コントロールも改善した.
Caseの教訓:小児期の肥満は成人の肥満につながり,糖尿病,高血圧,高脂血症を引き起こし,動脈硬化性疾患発症に関連する.小児期からの生活習慣を是正し肥満の予防およびその改善が重要である.
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