外来で見逃された症例―あなたの診断は?・43
顔・手足のむくみと四肢関節痛で来院した中年女性
渡邊 京子
1
,
生坂 政臣
1
1聖マリアンナ医科大学総合診療内科
pp.293,372
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903498
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症例:40歳,女性.来院2週間前に38℃台の発熱があり,市販薬にて軽快したが,3~4日前より顔と手足が腫れぼったくなり,四肢に強い関節痛が出現したため,近医から当科へ紹介された.既往歴に特記事項なし.来院時の身体診察では体温36.2℃で,両股関節痛のため歩行は困難であった.額部と両側頬部にわずかな発赤がみられ,また眼瞼および手足に軽度の対称性の腫脹を認めた(図1).
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